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DMVと常紋信号場
2007/05/18〜21
喫茶店で有名な北浜(きたはま)、1日1往復しか停車しない上白滝(かみしらたき)と スイッチバックの残る常紋信号場を訪ねました。
またJR北海道で試験運行されているDMV(デュアルモードビークル)にも乗りました。
能登川 5月18日 5:51発
5月18日、晴。
ですが北海道は天気悪いようです。
711M京都から快速網干(あぼし)行(221系8両)に乗ります。
京都あたりから曇ってきて、いつの間にか雨が降ってきました。
新大阪 7:16着
空港バス乗り場に行くと、係の人が「何時の飛行機乗るの?」「道路混んでるからタクシーの方がいいよ」と言われタクシーに乗ることにします。
料金は4900円で空港バスの10倍でした。(T_T)
伊丹空港 8:38発





JAL2001便新千歳(しんちとせ)空港行に乗ります。
B777−300(JA751J)で、777の300に乗るのは初めてでした。
ほかにもB777を多く見かけます。
500人乗りの機内はすべて満席でした。
新千歳空港 10:14着/10:34発
今回は周遊きっぷの札幌・道東ゾーンを使います。
500人乗りという事で手荷物がなかなか出てきませんでしたが、3867M快速エアポート小樽(おたる)行(721系6両)に間に合いました。
南千歳 10:37着/10:46発



待ち時間に「いくら弁当」(1100円)を買いました。
とかち3号(キハ183系5両)に乗ります。



南千歳を出てすぐ、駒里(こまさと)信号場で停車。
スーパーおおぞら2号と交換する予定だったのですが、上り列車が朝の大雨と強風による速度規制のため遅れているとのこと。
すれ違うことなく発車しました。
追分(おいわけ)を出発し、滝ノ上(たきのうえ)信号場でもスーパーおおぞら4号とすれ違うはずだったのですが、2号ともすれ違っていないのに4号とすれ違うはずがありません。
こちらもそのまま発車します。





楓(かえで)信号場では駅だったころのホームを見ることができましたが、臨時停車とはなりませんでした。
高速道路の工事現場を車窓に見ていると、清風山(せいふうざん)信号場でやっとスーパーおおぞら2号とすれ違い。
1時間以上遅れているようです。



占冠(しむかっぷ)、トマムにも停車。
トマムでは遅れていたスーパーおおぞら4号とすれ違います。
帯広(おびひろ)発のスーパーとかち6号はほとんど遅れておらず、新狩勝(しんかりかち)トンネル内にある上落合(かみおちあい)信号場で交換しました。
新得 12:46着/15:28発


次に乗る予定のスーパーおおぞら5号はスーパーおおぞら2号の折り返しなので1時間以上遅れるとのこと。
駅をでると駅前には桜が咲いていました。



とりあえず名物のそばをいただこうと「せきぐち」さんへ。
川魚の入った「やまべそば」をいただきました。
そばは少し平べったく、出汁は関西風に近いものでおいしかったです。



それでも3時までとなると時間が余るので、駅横にある「新得町営浴場」に行きました。
2時からの営業ですが、前をうろついていると早めに入れていただけるとのこと。
料金は370円で、約60km離れたところにあるトムラウシ温泉からわざわざタンクローリーを使い運んできているそうです。




結局スーパーおおぞら5号は1時間40分遅れで到着。
釧路(くしろ)行となると、結局この列車しかないので仕方ないのですが、待ち時間が長かったですね。
さらにスーパーおおぞら8号と交換したので1時間45分遅れで発車しました。
昭栄(しょうえい)信号場でも貨物列車との交換のため停車。
回復運転して取り戻した分をここで使ってしまいました。
釧路 17:28着/18:24発


結局1時間46分遅れで到着。
17:15発の川湯温泉(かわゆおんせん)行にも間に合いません。
とりあえず宿に連絡して遅れる旨を伝え、あとは売店で土産物色してました。
4744D網走(あばしり)行(キハ54単行)に乗るのですが、スーパーおおぞら7号が遅れたため連絡待ちを行い5分遅れました。
川湯温泉 19:58着/5月19日 10:38発
KKRかわゆに宿を取っていたのですが、温泉街へと向かうバスもないため迎えに来てもらいます。
宿に入ると硫黄臭が漂ってきました。
川湯温泉は酸性のお湯です。

19日はくもりですが天気も心配です。
時間があるので駅まで歩きました。










硫黄山(アトサヌプリ)に立ち寄りました。
火山でいたるところから蒸気が上がっています。
噴出口は硫黄分で黄色く変色していました。

再び駅に向かって歩きます。







川湯温泉駅に到着。
併設の足湯に行きます。
足湯は温泉街のお湯とは違い、重曹泉でした。



そして駅舎内にある喫茶店、オーチャードグラスへ。
雰囲気のいいお店です。
ここで香川から来られてる老夫婦と話が盛り上がりました。
80歳を超えて仲良く旅行されてる姿はうらやましく思いますね。




3728D快速しれとこ網走行(キハ54単行)に乗ります。



知床斜里(しれとこしゃり)では対向列車の待ち時間に、シュークリームや大福、ヨーグルトにアイスなどを車内売りがありました。
背中にビールサーバーを背負い、おつまみも売っています。
私はヨーグルトを買いました。
北浜 11:51着/13:06発






オホーツク海まで20m。
2月から3月にかけて流氷を見ることができる駅として有名です。
駅舎内には全国各地から来た旅行者の名刺、切符などが壁に貼り付けてありました。
待ち時間に名刺を見て回るのも楽しいですよ。
また訪れる機会があれば、名刺と押しピンを持って行こうと思います。
駅舎内には「停車場」という喫茶店があり、そちらでカツランチ(1100円)をいただきました。
ボリュームもあっておいしかったです。




12時32分ごろにDMVが通過するということで、展望台に上り写真を撮りました。



4732DD網走行(キハ40単行)に乗ります。
網走 13:23着/13:29発


オホーツク6号札幌行(キハ183系7両)に乗り換えました。
オホーツクは自由席が札幌寄りなので、乗り換えはちょっと遠いです。
白滝 15:52着



駅前の国道333号線を歩き、上白滝駅を目指します。
途中の郵便局でお金を降ろしました。




途中、上白滝神社というのを見かけたので立ち寄ります。
小さなお社でしたが旅の安全を祈りました。
上白滝 17:27発







一日に上下各1本しか停車しない上白滝。
郵便局と神社に立ち寄っても16時40分頃につきました。
どんな田舎かと思っていたら以外にも周辺に集落があります。
駅舎の中には旅ノートがあって読んでいたのですが、旅行者だけでなく、近所の人や駅前の鉄工所の人、駅の修理に来た業者の人までがノートに書き込みをしていて心が温まりました。

4626D旭川(あさひかわ)行(キハ40 2両)に乗ります。
乗客はほかに居ませんでした。
上り勾配を25〜30km/hとゆっくりした速度で上っていきます。




上白滝〜上川(かみかわ)間は34kmもあります。
昔は途中に駅があったのですが、乗降する人が居なくなり今では信号場に格下げされているのです。
まず奥白滝信号場。
駅舎も残っていました。





石北トンネルを抜けると上越(かみこし)信号場。
オホーツク5号と交換するため15分停車します。
標高634mということもあり、周囲に雪が残っていました。
ここからは下り勾配で、50〜80km/hで走ります。



次の中越(なかこし)信号場にも駅舎が残っています。
もうひとつ天幕(てんまく)という駅もあったのですが、こちらは駅の跡が判りませんでした。
上川 18:37着/19:50発
上川ラーメンというのが有名らしく、「ゴードーしばやま」さんで食べました。
もう少し時間があったので、安玖深 音(あぐみ おと)さんが前にラジオで言っていた乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」をセイコーマートで購入。
オホーツク7号網走行(キハ183系5両)の中で飲みました。
この列車は中越信号場でオホーツク8号と交換します。
北見 22:08着/5月20日 8:00ごろ
ビジネスホテルで泊まります。

最終日、20日は雪が降っていました。
この日はレンタカーを借ります。
まず国道39号線を旭川方面に走りました。
相内 8:40頃


「あいのない」駅。
ちょっと駅名が気になったので立ち寄りました。
再び国道39号線を走ります。
金華 8:55頃




国道242号線に入り、金華(かねはな)駅に立ち寄りました。
駅と国道を挟んで反対側には常紋トンネル工事殉難者追悼碑があります。
常紋トンネルが建設された際、「タコ部屋労働」と言って無理やりつれてこられ厳しい条件で建設工事に携わった人たちが居ました。
病気や怪我で亡くなった人、時には弱った人を「生きたまま」工事現場近くに埋めたそうです。
常紋トンネルの壁の中からも遺骨が発見され、それを機にこの追悼碑が建てられたと言うことでした。
常紋信号場 9:05頃




途中から林道をひた走り、常紋信号場へ。
ここはスイッチバックの信号場でしたが、石北本線の輸送量では交換施設として残すメリットが少ないためスイッチバックを休止。
閉塞境界としての信号場になっています。
とはいえスイッチバックの施設自体は残っていました。
先述の常紋トンネルと言うのは、信号場のスノーシェッドの先にあります。
写真を撮っているとキハ40の上川行が走り抜けていきました。

今度はDMVの出発地、浜小清水(はまこしみず)を目指すべく、来た道を戻ります。
鎖塚 10:30頃



ナビが示したルートは緋牛内(ひうしない)から道道104号線に入るルート。
その途中、鎖塚というものがありました。
これは明治時代の北海道開拓の際、囚人(政治犯なども含む)を使って網走から北見に続く道路を建設しました。
極寒の地で野宿しながら林野を切り開いていくのはとても過酷な労働であり、病気や熊に襲われるなどして亡くなる人も少なくありませんでした。
そのころの刑務所は収容人数をはるかに超えており、囚人が死んでも「飯の食い扶持が減った」程度にしか思われていなかったため、たとえ亡くなっても建設現場の脇に埋められるだけでした。
その埋められた小さな土の山には、囚人の繋がれていた鎖が置かれていたので「鎖塚」と呼ばれています。

脇にはお地蔵様もあり、お参りしました。
浜小清水 11:20頃着/12:09発


浜小清水駅は道の駅に併設されています。
とりあえず道の駅の飲食コーナーでカレーを食べました。





DMV(デュアルモードビークル)に乗ります。
DMVとはバスを線路で走らせ、なおかつ道路上も走れるようにしようというもの。
試験的とは言うものの営業運行までこぎつけたのはJR北海道の車両が初めてです。
まずは乗車券と引き換えます。
今回はJR北海道の企画旅行券という扱いになっていました。
そのため現地で「浜小清水→藻琴(もこと)」の鉄道きっぷと「藻琴→浜小清水」のバス乗車券をもらいます。



そしてDMV2号に乗車。
種車は日産シビリアンでオートマチック車です。
乗務員は網走バス(なぜかJR北海道バスではない)の運転手さんとJR北海道の運転士、そして添乗員の計3名。
乗客は12人となっていました。
車椅子スペースもありますが、実際使うとなるとホームなどの形状も考えなくてはなりません。
低床バス仕様ではありませんし、線路走行モードになると傾斜ができてしまいます。
ホームとの高さとももちろん合いません。
このあたりは今後どうなっていくのか興味があるところです。








モードインターチェンジで線路に入ります。
ガイドを使って線路に載せるのでモードチェンジ自体はスムーズ。
ただし運転手の交代、閉塞の確保やATSの動作確認などで時間がかかってしまいます。
閉塞の確認が取れると線路側に降りている遮断機が上がります。
本来はATSと閉塞信号機で行うべき作業なのですが、車重が軽いことと2軸しか接地しないこともあり、信号機が安定して現示しないからだそうです。

この日はめざましテレビの取材があって、UHBのスタッフが来てました。
いくら北海道とはいえ、5月後半とは思えないとても寒い中、見ているこっちが寒そうです。
浜小清水を出発すると、車に乗り換え国道を併走していました。
DMVの乗った感想ですが、意外に速い。
どれくらい出ていたかは判りませんが、体感速度では60km/hは出ていたように思いました。
ちなみにこの列車、DMV2号には9304Dと言う列車番号が振られています。
藻琴 12:34頃



DMVも出る方は簡単。
閉塞解除の手続きなどがなければ踏み切りでも出ることができます。
バスの運転手に交代し、今度は道路を走ります。
道路走行は網走バスを貸切運行しているという扱いになっています。
後ろに取材スタッフの車がつけていました。
浜小清水 13:00頃


定刻より少し速く到着。
バスの運行が含まれるため余裕を見てあるのでしょう。

次は博物館 網走監獄を目指します。
ちなみに、ナビで検索するとき網走「刑務所」と入れてはいけません。
本物の刑務所に誘導されてしまいますのでご注意を!
網走監獄 13:35頃






入館料1050円は高いですね。
ここには明治から昭和50年代まで使われた建物が移築されて残っています。
鎖塚にまつわる明治時代の囚人酷使の話から、裁判員制度、冤罪事件にまつわる話まで学ぶことができました。
先日訪れた硫黄山も硫黄の採掘に囚人が使われたそうですが、火山性のガスによって失明したり気が狂ったりしたものも居たそうです。
その後、あまりにも酷い囚人の扱いに「取りやめるべき」と国会で決まり廃止されたのですが、今度は民間業者による「タコ部屋労働」が行われることになります。

あとあちこちに囚人たちの人形が居るのですが、異様なほどにリアルで夢に出そうでした。
女満別 15:45頃





時間に余裕があったので女満別(めまんべつ)駅に立ち寄ります。
ここにはヨ3500が3両とヨ8000が1両置かれていました。
女満別空港 16:05頃着/19:15発


レンタカーを返却し、送迎車で送ってもらいます。
空港に着くと、低い位置に雲が立ち込めているため飛行機が着陸できるかわからないとのこと。
釧路空港のようにILS Cat3Bでもあればいいのですが…。
とりあえずお土産を物色して待ちました。



17:40発の千歳行、JAL2718便となる2719便は無事到着。
同じく17:40発の丘珠(おかだま)行、ANA4868便も飛ぶようです。



手荷物検査を受けて待っていたのですが、18:00に着くはずのJAL2619便がなかなか降りてきません。
上空で旋回して雲が切れるのを待っているとのこと。
結局35分遅れで到着。
帰れないかと心配していたお客さんが手をたたいて喜んでいました。
出発は定刻から30分遅れの19:15。
機内はツアーのお客さんが居たのか満席でした。



天気が悪かったのは北海道東部だけらしく、眼下に夜景を見ながらのフライトでした。
関西空港 21:28着/22:16発
乗客が多かったせいか、手荷物がなかなか出てきませんでした。
帰りは関空快速ではなく、はるか60号京都行(281系6両)に乗ります。
京都 23:32着/23:38発
846T普通米原(まいばら)行(221系6両)に乗り換えます。
車内で日付が変わりました。
能登川 5月21日 0:26着