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あなたも鉄道で素敵な旅に出掛けませんか?
五條未成線探索
2005/12/20
奈良県五條市五条駅から五條市大塔町阪本を結ぶ予定で建設されていた阪本線、
通称「五新線」を探索してきました。
能登川 12月20日 7:12発
12月20日、晴。
前日に雪が降ったので1日予定をずらしました。
3415M新快速姫路(ひめじ)行に乗ります。
平日の通勤時間帯ですが座ることが出来ました。
大阪 8:25着/8:32発
最初に組んでいた予定が休日ダイヤだったので、大和路快速がありません。
とりあえず大阪環状線内回り(103系8両)に乗ります。
321系導入に伴い、神ホシの201系が大阪環状線の運用に就いているのを見かけました。
今宮 8:47着/8:49発
関西本線の区間快速に接続しているのは新今宮(しんいまみや)なのですが、ひとつ手前の今宮で乗り換えられるかな?と思って下りたら区間快速は通過でした。
仕方なくJR難波(なんば)行の普通列車(103系6両)に乗ります。
JR難波 8:52着/8:55発
18きっぷなので改札を出る必要もなく折り返します。
328K区間快速奈良行(103系6両)に乗り換えました。
王寺 9:20着/9:24発
和歌山線に乗り換えるため王寺(おうじ)で下ります。
445M五条(ごじょう)行(105系2両)に乗り換えました。
五条 10:11着/五條駅 10:32発
老野付近 大日川付近 城戸付近

奈良交通のバス、特急新宮(しんぐう)行に乗ります。
国道168号線を走るこのバスから五新線の路盤跡が見ることが出来るのですが、うまく写真を撮ることが出来ませんでした。
宗川野橋 11:04着
橋りょう基礎銘板 五条方トンネル 宗川橋りょう 宗川橋りょう 塗装記録

国道からパッと見で判る鉄道遺構はここまでです。
オメガカーブを書く国道の上に架かるオレンジ色の橋、宗川橋梁。
前後はトンネルになっていています。
基礎の銘板を見ると昭和51年に完成していますが、それよりも気になるのが橋を1996年に塗装していることです。
鉄道はおろかバスも走っていないのに何故?
それも五條起点「13K780M21」の文字。
いったい何の目的でしょう?
この先は、新宮寄りのトンネルを抜けた所にもうひとつループ状のトンネルが作られる予定でした。
その先の西吉野町立川渡を経由し大塔町坂本へと続くトンネルは貫通しているそうです。
もったいないですね。

橋りょう基礎銘板 阪本方トンネル 五条方トンネル 八坂橋りょう

今度は五條方面へ戻っていきます。
200mほど歩くと右側に折れる道があり、小さな橋、八坂橋梁が架かっています。
この前後もすぐトンネルになっていました。

前田豆腐店 阪本方トンネル 橋りょう 五条方トンネル

再び五條方面へ歩いていくと「前田豆腐店」というところで右に入る道があります。
ここもコンクリート製の小さな橋が架かっていますが銘板などは判りませんでした。

西吉野温泉行バス 阪本方トンネル 専用道への道 「工」マーク

次にトンネルを抜けるのは西吉野町城戸。
西吉野村が五條市になった今も村役場は支所として残っています。
立派なコンクリート橋には鉄道建造物に良く見られる「工」のマークが見られました。
専用道城戸 11:52発
ここから先専用道 橋りょう上は駐車場 専用道城戸バス停

バス停の横には商店とタクシーの営業所がありました。
トンネル側のスペースは五條市役所西吉野支所の駐車場になっています。
ここから奈良交通11系統五條バスセンター行に乗りました。
11系統は西吉野温泉始発、12系統は専用道城戸始発です。
この専用道は線路の路盤を転用し、JR(国鉄)バスの阪本線として運行されていたのですが、JRバスが撤退し、国道に路線を持っていた奈良交通に権利が譲られ現在に至ります。

単線の路盤 トンネル1つ目(黒渕) トンネル2つ目(黒渕) 右下に国道(黒渕・衣笠付近) トンネル3つ目(黒渕) 国道をまたぐ(大日川)

単線の路盤なので道路としての使い道は限られ、バス専用道路となったようです。
しばらくは勾配を緩和するためトンネルと橋梁が続きました。
衣笠あたりで国道を跨ぎ、トンネルを抜けた専用道大日川で国道と川を再び跨ぎます。
データイムは2時間に1本というダイヤですが、意外に乗客は多く乗っていました。

踏切柵(屋那瀬) トンネル4つ目(屋那瀬・賀名生バス停が見える) トンネル5つ目(神野) 広域農道の下(江出)

向加名生と賀名生の間で見かけた一般道との交差点では4種踏切のような柵があり、まさに鉄道です。

トンネル6つ目(江出)

江出と専用道生子の間にあるトンネル内にはなんと「キロポスト」がありました。
このトンネル内で五条から6キロということです。

開けたところ(霊安寺町) 道路と立体交差(霊安寺町) 専用道終わり近く(霊安寺町)

ここからは比較的開けたところを走ります。
低速の農作業車が紛れ込むといったハプニングもありました。
向霊安寺と専用道霊安寺の間にある交差点にはなんと「踏切遮断機」が立っていて、写真を撮れなかったのが残念です。
県立五条病院 12:11着
専用道分岐 国道挟んで橋脚

バス専用道としては終わりですが、ここから先も遺構は続いています。
バス専用道の分岐点の向かい側、コンクリート製の橋梁と築堤が続きます。

採石場入り口から五条方 築堤の上(スーパー裏から阪本方) 築堤の上(スーパー裏から五条方・保健福祉センター) 保健福祉センター駐車場から五条方

採石場ではなくバス停脇のスーパーの駐車場から築堤に上がりました。
五條市保健福祉センターとパチンコ屋の駐車場でいったん築堤は途切れますが、自動車教習所の脇から築堤が残ります。

教習所付近の築堤(阪本方) 十日市橋りょう基礎(五条方) 十日市橋りょう基礎銘板 十日市橋りょう基礎(阪本方)

教習所の入り口近くには桁のない橋梁(十日市橋梁)の土台があり、1957年製と銘板に書かれていました。

野原西1丁目2(阪本方築堤) 野原西1丁目2の橋りょう 削り取られた基礎(阪本方) 野原西1丁目2の橋りょう基礎

その先はわかりませんが、次に見つけたのは吉野川手前の道を左に折れて行った所。
電柱の住所表示には「野原西一丁目2」と書かれていました。
築堤には竹が生え、橋の土台は崩れ、道幅を取るため削られていました。

吉野川阪本方の土手

吉野川の土手付近も竹に覆われ、また橋脚跡なども見つかりませんでした。

新町1丁目(五条方土手近く)の高架 吉野川五条方の土手(新町1丁目) アーチの高架(新町1丁目) アーチの高架(新町1丁目)

今度は対岸に渡ります。
こちらは支流の水門脇に高架橋が残っているのですぐにわかりました。
ここから珍しいアーチタイプの高架がカーブを描きながら続きます。

金剛乃湯

このまま和歌山線と合流する地点まで行ってもいいのですが、ちょっと休憩。
日帰り温泉施設があるのです。
金剛乃湯といい料金は700円。
そんなに古い感じはしませんが、有線で演歌を流しているせいもあるのか若い客は見かけません。
温泉は少ししょっぱく、肌にぬめりを感じるものでした。

国道24号線との交差

再び線路跡を歩きます。
先ほどの高架は国道24号線にも架かっています。
4.1mの高さ制限なのでまず問題ないとは思いますが、幹線道路なので桁の撤去という話も出てくるかもしれません。

高架橋から続く道(阪本方) 同地点から和歌山線の踏切を見る 高架橋から続く道(五条方) 「工」マークの杭

マクドナルド横の道を上っていくと高架橋から続く道路に出ます。
未舗装ですが、曲線のかき方が間違いなく鉄道用地なのと、「工」の字の杭も見つけました。

和歌山線との分岐点(阪本方から五条向き) 和歌山線との分岐点(五条方から阪本向き)

分岐点は五条駅と大和二見(やまとふたみ)の中間、五条駅場内信号の遠方信号機があるあたりになります。
住宅地と狭い商店街を抜け、五条駅まで歩きました。
五条 15:05発
上り列車には待ち時間がかなりあったので、下りの465T和歌山行(105系2両)に乗ります。
車内では「旅と鉄道」という本を読んでいました。
和歌山 16:33着/16:39発
4564H紀州路快速京橋(きょうばし)行(223系5両)に乗り換えました。
日根野(ひねの)で関西空港から来た関空快速(223系3両)と連結し、列車番号も4164Mになります。
大阪 17:57着/18:00発
3500M新快速長浜(ながはま)行(223系8両)に乗り換えます。
さすがに京都まで座ることが出来ませんでした。
能登川 19:08着